満里の小学校の卒業式が終わって 春休みに入った頃

漢方薬を処方してくださる先生(=通称:漢方先生)のところへ娘を連れて行きました。

 

漢方先生は、とても優しくて穏やかな先生で、満里のこれまでのアレルギー症状や

治療してきた経過

今の状況(モコがいること、動物アレルギーが陽性だったこと、中耳炎と蓄膿症)について

じっくりと話を聞いてくれました。

 

漢方先生は

「ワンちゃんがいても、満里さんの体質が変わって

外部からの刺激に反応しないようになれば大丈夫です。」

「他の、蓄膿症やアトピーも、体質を変えていくことで

身体全体が『本当の健康』な状態になれば良いのです。」と説明してくれました。

 

 

この時は「蓄膿症・中耳炎」の症状が一番気がかりだったので

鼻炎に効果的な処方を中心に行って

アトピーについては「徐々に、病院の薬を止めていきましょう。」という話でした。

 

漢方先生は、体や病気の仕組みについて丁寧に説明してくれたのち

娘が辿ってきたアレルギーの原因は

「血の熱」の症状だと教えてくれました。

 

もともと、満里は、体質的に熱を持ちやすく

これまでの食事(カレーなどの香辛料、しょうが、油っこいもの、

甘いもの、刺身やお寿司などの生もの等)の影響で

血液が熱を持ちやすくなっていったようです。

 

さらに、薬で症状を体の中に抑え込んできたことで

根本的な体質そのものは改善されず

「徐々に薬が効かなくなり免疫機能もバランスが悪いままになっている状態」だと言われました。

 

これを聴いて、満里が、冬でも「暑い、暑い」と言ってなかなか夜が眠れなかった事や

ちょっとした擦り傷から化膿して1週間入院になったこと

その他、色々と健康のことで悩んできたことが繋がって

深く、納得することが出来ました。

 

そして、漢方先生から

「漢方薬の服薬以外に必ずやっていただきたいことがあります。」

と前置きして言われたことが次の内容でした。

 

○食事の内容を変える

・甘いものを極力控える

・油っこいもの、揚げ物、味の濃いものをなるべく食べない

・乳製品(ヨーグルト、牛乳、チーズ)は熱を作りやすいのでなるべく食べない

・和食中心(煮物、みそ汁、野菜、魚、納豆)にする

・ご飯に雑穀を混ぜる、食物繊維を多く食べる

 

○食事の食べ方を変える

・口の中に一口入れたら、はしを置きます。

手は膝の上に置いて30~50回 とにかくよく噛んで飲み込むこと
=腸に負担をかけない食べ方を徹底する

・消化不良にならないように、食べる前に時計を見て

30分以上時間をかけてゆっくり食べること。

○快便生活=便秘をしない

・①と②を意識することで、毎日排便がスッキリ出るようにすること。

排便の習慣をきちんとつける事、これを目的に食事に気をつける

○入浴の仕方

・1年を通してなるべくシャワーは止める。
・体を洗うボディソープは、刺激の少ない物を選び、徹底して洗い流すこと。

・腰から下を15分間ぬるま湯に浸かって半身浴をする。また、入浴後すぐに

水は飲まないようにする

 

 

漢方先生いわく、

「漢方薬は、満里さんの身体が良くなろう、治ろうとする力を、

 後ろでちょっとサポートするだけです。

 薬だけ飲んでいても体質を変えることは出来ないので、

 食事や入浴の仕方とか、最低限できることを長く続けていく事が大事です。」

 

 

「鼻炎は3~4か月位で治まってくると思いますが

食事は腸がしっかりしてくる(だいたい20歳位)までは、気をつけて。

とにかくよく噛んで食べるようにされた方がいいですね。」

 

 

この

最低限出来ることを長く続けていく」事が、アレルギー体質、

アトピーの治療には  本当に大切だと思いました。

 

いきなり極端な食事をしたり、

甘いものや油ものをまったく 排除するのはとても大変です。

 

第一、育ち盛りの、思春期真っ只中の満里は

もともと「甘いもの」「油っこいもの」「お刺身やお寿司」が大好きでした。

 

急に食べないようにするのはかなりのストレスになります。

 

我が家の場合は、給食は普通に食べ

自宅の食事でほとんど油を使わないようにすること。

朝食はこれまでは「パン食」が多かったのですが

毎日、おみそ汁を作るようにすること等

「出来るところから」和食中心の生活に変えていきました。

 

 

「でも・・・。食べ物はこれまでだって結構気をつけてきたと思っていたのに・・。」

食材を良く見て選んだり、添加物は避けたり、なるべく手作りにしたり。

 

私なりに『気を付けている』つもりでいただけに

「もっと、気を付けてあげなくちゃいけなかったんだ。」と思うと

満里の身体に合う食べ物を知らずに頑張っていた事が、なんだか空しくも感じました。

 

その子の体質に合う食べ物を探す、見極めることが大切なのだと

痛感しました。

 

満里の喜ぶ顔が見たくて

カレー、チキン南蛮、マドレーヌなど

よく手作りをしていた定番のメニューは

「満里の体に「血の熱」を作り、アレルギーを悪化させていった原因だったのかもしれないー。」

 

「それに気づかずに食べさせ続けて、ひたすら通院ばかりして、薬を飲ませ続けていたなんて・・・。」

 

そう、思うと本当にショックでした。

そして、「病院ではどうしてこの事を教えてくれなかったんだろう。」と

 

信頼してきたものに裏切られたような

そんな感覚でした。

 

 

でも・・・・・。

後悔してうじうじ悩んでいても

過ぎ去ってしまったことは仕方がありません。

 

私は、コーチなので

「この先、本当にどうしたいの?」

「これから、何が出来るんだろう。」

「とにかく、今、ここからやれることをやって変えていくしかない。」

と、自分の思考と気持ちを必死で切りかえました。

 

何よりも これまで一番辛かったのは、満里自身です。

 

こうして、漢方薬を飲み始めながら

我が家の食卓は少しずつ、
野菜中心の和食へと変わっていきました。