H27年7月~8月の様子

7月に入ると、皮膚は少しずつ傷が治まって

肌の質もしっとりとしてきました。

 

まだまだ全体的に掻き傷がありましたが

随分、朝と夜のシャワーも浴びやすくなりました。

 

漢方先生からは、引き続き、食事は「油っこいもの」「味の濃いもの」

「動物性タンパク質=肉や卵」は出来るだけ控えるように繰り返し言われていました。

 

「食べ物で湿熱をつけないように。」口癖のように満里にも言い聞かせていました。

 

ただ、皮膚は徐々に回復してきているものの

時々、5ミリ四方位の白い盛り上がりがいくつか出来ることがあって

これは一種の蕁麻疹でストレスから生じる可能性が大きいと言われました。

 

まだまだ、学校での「周囲からの目」や「生徒との些細なやり取り」が

満里の気持ちに影響を与えていました。

 

 

H27年7月6日(月)

 

5月に症状が激しかった「太もも」や「胸・腹部」の

痒みや傷はほとんどなくなり

肩、ひじ、手首、頭皮に痒みが出たり 皮が剥ける様子が出てきていました。

 

 

また、時々、肩や腕、足の部分に赤いポツポツした点々が見られるようになりました。

これも、漢方薬治療での「好転反応」の一つだったようです。

 

日中の気温がかなり高くなってきたこと

その中で続いていた痒み、そして顔の皮が剥けてきたこと

 

毎日ケアしても頭皮の皮が剥けて「フケ」のように見えてしまう事。

 

日常的に「整容面」には気を付けていましたが

皮膚の表面に出てしまう症状は

どうしても周囲の目からは「不潔」「汚い」という

印象を持たれがちだった様です。

 

この頃、学校での満里は、

「他の生徒の顔がまともに見られなかった。」

「何となく友達に声をかけるのも遠慮しがちになった。」と話しています。

 

 

7月9日(木)

この日は学校のテストの日です。肘や手首の傷の掻き傷が荒れていました。

この頃、時々、5ミリ四方位の「白っぽい盛り上がり」が皮膚に出来る事がありました。

これは、一種の「蕁麻疹」で、満里の精神的な「ストレス」から生じる可能性が高いと言われました。

 

満里の「心の状態」は、学校での些細な出来事に影響されました。
また、夜は暑さで寝苦しい、寝つきが良くない日もあって

「暑い、眠れない」と訴えるので、足をマッサージしながら
オルゴールの音楽をかけて寝つきを促したりすることもありました。

※H27年7月頃の「ひざの裏」や「腕」の様子。全体的には傷が減って皮膚を掻くこともかなり少なくなりました。

 

一方で、指の付け根や手の甲、手首にはひっかき傷が多く

この部分だけは症状が残っていました。

漢方先生からは、指や手の甲を掻く人は便秘の人が多く、

満里は特に神経性の便秘=ストレスの影響を受けやすい

と言われました。

 

食事の内容や食べ方も大事ですが

満里の場合は、ストレスをいかに発散させるかが

治療の大きな柱でした。

 

 

8月

人目を避けたかった満里にとって
夏休みは療養の良い機会になりました。

8月に入ってからは全身の肌がかなりきれいになって

ストレスも軽減されたためか

手首の傷も目立たないくらいになりました。

 

ただ、入眠前の身体の暑さや、夜中に何度も起きたりする落ち着かない様子は続いていました。

 

夏休みの期間で早く治まってほしい。早く部活に行けるようになって欲しい。

私は、出来るだけの事をしようと思っていました。
満里の昼食は、「お弁当」にして

煮物や野菜を中心にしたおかずを詰めて置いておくようにしていました。

 

 

8月10日(月)

仕事から帰ると、満里が何か言いたそうに

キッチンへ案内してくれました。

 

満里が私達へ「夕飯」を作ってくれていました。

指の傷は随分良くなっていましたが

包丁を使っての調理は 大変だったことでしょう。

一生懸命に、満里が作ってくれたオムライス。

 

こんなプレゼントがあるとは思いもよりませんでした。

 

満里の優しい気持ちに、心から

「満里、美味しいよ!!ありがとうね。」と伝えました。

 

 

8月30日(日)

夏休みの後半には、皮膚は手首も、指の付け根も含めて

全体的にかなりきれいになっていました。

 

皮膚がきれいになってくると

「違う部分が気になる」のが親の性分です。

 

この日の満里は、「終わっていない自由研究」がストレスになって

とてもイライラしていました。

 

そして、私も、満里が散らかした部屋にイライラして

満里に小言を言う事も多くなりました。

 

部活もなく、外に出ることもなく、家にいる満里が

せめて片付けぐらいはして欲しい・・・。

「このままじゃダメになるんじゃないか・・・。」と

気持ちが焦っていたように思います。

 

「一日家の中でダラダラテレビばっかり見ているくらいなら

計画を立てて宿題を片付ければストレスにならずに済むでしょう!!」

 

ついつい、言ってしまいました。

 

この小言が、満里には余計にストレスです。

分かっていながら、ついつい言ってしまいます。

 

満里「・・・・・・・・・。」

 

満里は、こういう時はムッとしたままで何にも言い返しませんでした。

 

気持ちを口に出して吐き出した方が

ストレスの発散になるのだと思いますが
この頃の満里は
「言いたくない」と
親への文句や反発をあまり口に出すことはありませんでした。

 

そして、夜になると布団の中で
「ボリボリボリボリ・・・・・・。」と掻きむしる音が続きます。

「ああ・・・。言い方まずかったかなあ・・・。
この小言がダメだなあ・・・。」と

あとから自己嫌悪に陥りました。

 

こんなやり取りをしながら

どうにか、満里は宿題を終わらせることが出来、夏休みが終わっていきました。